栽培方法について
ページ下部に栽培動画あります
このたびはたのしいたけ園の菌床付きしいたけをお買い求めいただきましてありがとうございます。
到着後はこのようにお取り扱いいただきますと、おいしいしいたけを楽しめます。
【参考】必要物
1.底面・側面に穴が開いているような容器(バスケット等)
2.市販ラップ
3.温湿度計
4.霧吹き
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到着後の流れ
1.発泡スチロール箱から菌床付きしいたけを取り出します。
2.底面・側面に穴が開いているような容器に菌床付きしいたけを移します。
3.虫よけのため、側面・上面にラップを軽くかけておきます。
4.収穫が終わるまで5日間として、それまでは何もしなくて大丈夫です。
5.収穫が終わった際、「2回目の発芽まで育てるか」「菌床を廃棄するか」をお選びください。※廃棄をお選びのお客さまは、下記6以降は読み飛ばしていただき、「さいごに」をご覧ください。
6.菌床に残っている軸の残りをはさみできれいに切り落とします。
7.バケツに水を張り、菌床を入れます。水道水をおすすめします。井戸水はおすすめできません。
8.菌床には浮力がありますので、上に重しを乗せます。 ※例:2リットル用ペットボトルに水を入れ、重しにする。
9.菌床が完全に水没したら、12~18時間ほど水に浸けます。※途中、足し水をおこなって水没状態を維持してください。
10.上記2の容器の側面にラップを巻きます。※湿度を保つためです。底面にラップは必要ありません。底に水が溜まると菌床が腐る恐れがあります。
11.12~18時間後、菌床を水から上げて、上記2の容器に入れます。
12.温湿度計を容器の中に入れます。
13.上面をラップで包みます。
完成イメージ
※バスケットの大きさ
●外寸(約)・360×274×高さ185mm(持ち手含む)
●内寸(約)・270×195×深さ178mm
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栽培・観察ポイント
1.適正温度は18~23℃です。常に保つようにしてください。25℃を超えてしまうと育たなくなる可能性が高くなります。
2.適正湿度は75~85%です。90%以上を継続してしまうとアオカビが発生する原因になります。
3.水道水入りの霧吹きで最低朝・晩2回は水分を補給してください。
4.底面にトレーなどを置いている場合は、霧吹き5分後程度で溜まっている水を取り除いてください。
5.菌床の表面をさわって、乾燥していると判断したときには適宜霧吹きで水分補給をお願い致します。
6.2回目の発芽は2~3週間後になると思われます。発芽量は初回の半分程度とお考え下さい。
※2回目の発芽でも初回と同じ美味しさをご堪能いただけると思います。お子さまがいらっしゃるご家庭では観察日記など書かれても良いかもしれません。
さいごに
それでは、素敵な栽培体験と美味しいしいたけの味覚体験をご堪能ください^^
たのしいたけ園園長
植竹 海晴
栽培に関するFAQ
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しいたけの発芽ルーツは?
しいたけは「水分」「養分」「光合成」によって発芽をするものではなく、「温度」「湿度(水分)」「振動」などの『刺激』を与えることで発芽すると言われています。したがいまして、水分を多く与えたからと言って「すぐに」や「大きく」という発芽や成長を促すこととは関係性が見られません。朝晩2回程度、水分を与えることで刺激となり発芽、成長をするとお考え下さい。温度に関しましては18~23℃の範囲の環境においてください。湿度の目安は75~85%です。
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カビの種類や対処法は?
(1)シロカビ
菌床上部に主にみられる「シロカビ」のようなものは、しいたけの傘から出た「胞子」の可能性があります。気になる方はシャワーを使い指で軽くこすって洗い流してください。
(2)アオカビ
湿度を75~85%に設定していたり、3回目以降の発芽を促すなど菌床自体が古くなるとアオカビが発生する頻度が高くなる場合があります。その際にはシャワーを使い指で軽くこすって洗い流してください。 -
奇形・変形したものは食べられるのか?
しいたけ菌糸の成長が左右均等ではないとき、他のしいたけとの干渉があった場合に、奇形・変形が発生する場合があります。品質に関しては問題ございません。
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何回発芽するのか?
【 一番発生(初回発芽) → 収穫 → 水漬け休養 → 二番発生 】の繰り返しとして、たのしいたけ園では最高7回まで発芽する結果が得られております。しかし、菌床を長く使うことにより、菌床の崩れや、キノコバエが発生したりとあまりおすすめできないこともありますし、収穫量も減っていきます。おすすめ回数は2~3回程度としております。
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2回目がなかなか生えてきません。もう発芽しないのでしょうか?
初回の休養明けから二番発生までは2~3週間ほど様子を見てください。その間は毎日水を上げてください。1ヶ月以上経っても発芽しない原因の一つとしまして、25℃以上の環境に2時間程度置いたことによる事例もございます。ご了承ください。